割引ジレンマに陥った日本車業界、どうする
概説:トヨタ・カムリとホンダ・アコードは世界的ベストセラーカーとして有名だが、国内自動車市場では名前の価値を上げられずにいる。値段をまければ販売が多少増えるが、割引を止めるとすぐに販売が減少する現象を繰り返している。BMWやメルセデス・ベンツなどのドイツ車の販売が粘り強い上昇を見せているのとは対照的だ。
国内輸入車市場でカムリの月別販売実績を分析すると、グローバル人気車種という面目を失うほどだ。今年の7月からは輸入車“ストセラーカー10”からも名前が抜けた。9月に売れたのは80台で月間販売台数が二桁に墜落した。韓国トヨタも業績不振に陥った。8月9月の輸入車市場のシェアは3.9%、3.2%に低下した。9月の韓国トヨタの販売台数は410台で前年同期比で57%減少した。
こうした下落傾向は、世界自動車市場とは違って国内ではカムリのブランドパワーが弱いからだと解説されている。韓国トヨタは4月に2013年型ニューカムリを発売したが、販売台数はむしろ落ちた。通常なら販売が急増する“新車効果”がないわけだ。粘り強い上昇を見せて毎月国内ベストセラーカー10に名前をのせるBMW520d、ベンツE300、フォルクスワーゲン・ティグアンなどのドイツ車とは対照的だ。
韓国トヨタは今年4月にニューカムリを発売して200万ウォンの割引幅を50万ウォンに減らしたが、新車販売も減少した。5月、300万ウォンに割引幅を拡大すると707台(4月は170台)と販売が大幅に増えた。300万ウォンを割引した6月は587台、200万ウォンを割引した7月は291台、100万ウォンを割引した8月は155台売れた。
ホンダ・アコードも状況は変わらない。ホンダコリアは6~7月にアコード2.4は100万ウォン、アコード3.5は200万ウォンを割引して販売した。値段を割引するとすぐに6月は233台、7月は291台を記録して販売が増加した。8~9月はアコード3.5だけを200万ウォン割引した。アコード2.4の割引特典がなくなると、すぐに8月は213台、9月は151台と販売が減少した。
ナ・ユンソク自動車コラムニストは「日本車と国産車は価格とオプションなどの市場商品性が武器で、ブランドパワーが武器のヨーロッパ車とは違う。国産車の技術が日本車の水準に発展して、これ以上日本車に魅力を感じなくなった。もう日本のメーカーはハイブリッド車のような世界市場で絶対的優位を示せる車を国内に持ち込んで、積極的なマーケティングをすることだけが生き残る道だ」と述べた。
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概説:トヨタ・カムリとホンダ・アコードは世界的ベストセラーカーとして有名だが、国内自動車市場では名前の価値を上げられずにいる。値段をまければ販売が多少増えるが、割引を止めるとすぐに販売が減少する現象を繰り返している。BMWやメルセデス・ベンツなどのドイツ車の販売が粘り強い上昇を見せているのとは対照的だ。
国内輸入車市場でカムリの月別販売実績を分析すると、グローバル人気車種という面目を失うほどだ。今年の7月からは輸入車“ストセラーカー10”からも名前が抜けた。9月に売れたのは80台で月間販売台数が二桁に墜落した。韓国トヨタも業績不振に陥った。8月9月の輸入車市場のシェアは3.9%、3.2%に低下した。9月の韓国トヨタの販売台数は410台で前年同期比で57%減少した。
こうした下落傾向は、世界自動車市場とは違って国内ではカムリのブランドパワーが弱いからだと解説されている。韓国トヨタは4月に2013年型ニューカムリを発売したが、販売台数はむしろ落ちた。通常なら販売が急増する“新車効果”がないわけだ。粘り強い上昇を見せて毎月国内ベストセラーカー10に名前をのせるBMW520d、ベンツE300、フォルクスワーゲン・ティグアンなどのドイツ車とは対照的だ。
韓国トヨタは今年4月にニューカムリを発売して200万ウォンの割引幅を50万ウォンに減らしたが、新車販売も減少した。5月、300万ウォンに割引幅を拡大すると707台(4月は170台)と販売が大幅に増えた。300万ウォンを割引した6月は587台、200万ウォンを割引した7月は291台、100万ウォンを割引した8月は155台売れた。
ホンダ・アコードも状況は変わらない。ホンダコリアは6~7月にアコード2.4は100万ウォン、アコード3.5は200万ウォンを割引して販売した。値段を割引するとすぐに6月は233台、7月は291台を記録して販売が増加した。8~9月はアコード3.5だけを200万ウォン割引した。アコード2.4の割引特典がなくなると、すぐに8月は213台、9月は151台と販売が減少した。
ナ・ユンソク自動車コラムニストは「日本車と国産車は価格とオプションなどの市場商品性が武器で、ブランドパワーが武器のヨーロッパ車とは違う。国産車の技術が日本車の水準に発展して、これ以上日本車に魅力を感じなくなった。もう日本のメーカーはハイブリッド車のような世界市場で絶対的優位を示せる車を国内に持ち込んで、積極的なマーケティングをすることだけが生き残る道だ」と述べた。
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